応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

エ：輸出先国の国内標準及び国内法規の規制を受けることなく製品を輸出できる。
解説：国際標準に適合していても輸出先国で規制されているものは輸出できません。

エかと思って回答したのですが正解はアでした。

解説にて適合していても規制を受けるというのは具体的にどういうことなのでしょうか？
たとえば日本を差別するような他国？では適合していも日本製品の販売を規制するのでしょうか？

軍事転用の可能性が特に高い機微な貨物に該当する場合とか、外国為替令に引っ掛かったりすると、日本だと経済産業大臣の許可がないと輸出できない（ここで輸出先の国の規制がどうか、ということも問われてくる）とかそういう話です。
核燃料物質又は核原料物質（輸出令別表第1の2項）
の
ウランorウラン化合物（貨物等省令第1条）
の
ウラン235のウラン238に対する比率が天然の混合率であるウラン及びその化合物（運用通達）
に引っ掛かったら、そういう許可なしには輸出できないよ、って話です。

さすがに核燃料じゃスケールでかすぎるだろ、ってなりそうなので、もう少しスケールを下げると、アメリカならRSAが昔は輸出規制あったんですよ。RSAのソースコードでTシャツの絵柄にしたら軍需品扱いになって輸出ができなかったんですよ。そのくらい、暗号使用コントロールに気合いが入っていましたが、規制緩和されたのでさすがにそこまでではなくなりました。
でも、今も規制はあるんです。

素早い回答ありがとうございます！
具体例なるほどです。RSAのソースコードTシャツの話は面白いですね参考になりました！