応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

以下の問題ですが、回答がエになっています。アではないでしょうか？

データの追加・変更・削除が，少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき，データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち，適切なものはどれか。
ア：フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
イ：フルバックアップ1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
ウ：フルバックアップ取得の平均実行時間が約2倍になる。
エ：ログ情報によって復旧するときの処理時間が平均して約2倍になる。

応用情報 平成26年 春期 午前 問56
https://www.ap-siken.com/kakomon/26_haru/q56.html

いいえ、正解はエです。ア・イ・ウについては次のように解説されています。

この投稿は投稿者により削除されました。(2024.02.24 22:56)

時間の流れが現在から未来へ１２３４５６７８９と流れているとします。
（●印がフルバックアップ、□印がフルバックアップの間隔）

１２３４５６７８９
●□●□●□●□●  …（１）
●□□●□□●□□  …（２）
（１）フルバックアップを取得する間隔（変更前）
（２）フルバックアップを取得する時間間隔を今までの２倍にする（変更後）

たとえば、下図のように７番目に来た時点でのフルバックアップで、変更前（上）と変更後（下）の▲を比べて何か違いはあるのでしょうか。
時間間隔を今までの２倍にしたからといってフルバックアップしたのは両者とも同時期ですので、その７番目の「１回当たり」の磁気テープの使用量を比べても変わりはないと思います。
両者とも同じフルバックアップなのですから。

１２３４５６７８９
●□●□●□▲□●  …（変更前）
●□□●□□▲□□  …（変更後）