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令和5年春期午後問10  設問3(1) [4899]

 初心者さん(No.1) 
https://www.ap-siken.com/kakomon/05_haru/pm10.html

令和5年春期午後問10  設問3(1)について教えてください。

なぜ、ゲストOSについて該当しないか教えてください。
また、他箇所で認識違いあれば教えてください。

考えている内容
・ゲストOS
https://www.ap-siken.com/kakomon/30_aki/q38.html
上記よりゲストOSはIaSSでは提供するのは原則M社。一部の事柄(セキュリティパッチの適用)でL社はカスタマイズが可能。

・他
「Iサービスでは物理サーバ等の物理基盤が提供され、仮想化基盤を使って仮想マシン環境を実現している」の文脈より、「仮想化基盤」「物理基盤」を提供しているのはM社。アプリケーションソフトウェアは「業務システム」が該当していてL社が管理する。ミドルウェア、上記ゲストOSで提示したURLの図と同様の認識でL社が提供する。

未経験者のため間違っている箇所が探しにくく、どこが間違っているのか教えていただけるとありがたいです。
2024.03.03 20:01
krakenさん(No.2) 
AP ブロンズマイスター
OSとゲストOSについて混同されていると思います。
ゲストOSは仮想化ソフト(仮想化基盤)の上に乗っかってくる部分になるので含まれません。
ホストOS型、ハイパバイザ型などサーバーの仮想化について整理してみましょう。
2024.03.03 20:22
 初心者さん(No.3) 
やっぱり、かなり調べましたが理由がわかりません。

答えだけを見ると、この時は触れるし、でもこの時は触れないみたいに条件(?)があるように思えます。

明確に、URLの問題文(午前問題)の条件と本問題(午後問題)との差について教えて頂けると大変助かります。

午前問題:ゲストOSはIaSSで用意するから、メンテナンスは使う人が整備する。
午後問題:ゲストOSは使う側が用意する。
2024.03.04 13:05
krakenさん(No.4) 
AP ブロンズマイスター
これではいかがでしょうか。
まず、IaaSにはOSが含まれる場合と含まれない場合があります。

平成30年秋期 午前問38
問題文中にも記載がある根拠としてのJIS X 9401:2016を確認してみます。
  インフラストラクチャ能力型としてのIaaSについて
    (利用者は)物理的リソース・仮想化リソースを利用するオペレーティングシステム,
    ストレージ及び配置されたアプリケーションの制御を行う
  プラットフォーム能力型としてのPaaSについて
    (利用者が)アプリケーションを配置し,管理し,及び実行することができるクラウド能力型
IaaSでは利用者は(仮想化リソースを利用する)OSの制御を行う。
PaaSでは利用者はアプリケーションを管理する。
したがって解答はイになります。

令和5年春期午後問10  設問3(1)
もう一度本文を確認してみます。
  Iサービスでは,
  物理サーバ,ストレージシステム,ネットワーク機器などのIT基盤のコンポーネント
  (以下,物理基盤という)は,それぞれが冗長化されて可用性の対策が採られている。
  また,ハイパーバイザー型の仮想化ソフト(以下,仮想化基盤という)を使って,
  1台の物理サーバで複数の仮想マシン環境を実現している。
物理基盤と仮想化基盤はIサービスに含まれています(提供側が「構築して管理」する)。
しかしゲストOSについては記載がありません。
さらに先ほども確認した通り、「IaaSでは利用者は(仮想化リソースを利用する)OSの制御を行う」ので
サービス提供者は管理しません。

最後にもう一度午前問題の解説を確認してみます。
>(利用者が)"OSに対する管理権限"を持つのはIaaSだけ
∴午前問題ではイ(IaaS)のみ条件を満たす
∴午後問題ではゲストOSはサービス提供者の管理範囲外
2024.03.04 21:10
jjon-comさん(No.5) 
AP プラチナマイスター
https://www.ap-siken.com/kakomon/30_aki/q38.html
の解説の図を根拠にするとIaaSが理解できないので止めるべきです。
No.2の指摘どおり、ホストOSとゲストOSの違いが図に明記されていないので。

「ホストOS型 ハイパーバイザー型 コンテナ型」という複数キーワードでGoogle画像検索すると、仮想化の技術を階層図でまとめたイラストがいくつもヒットするでしょう。

このうちもっとも分かりやすいホストOS型を例にすると、こんな階層図を描くことができます。
+――――――――+
|アプリケーション|
+――――――――+
|  ミドルウエア  |
+――――――――+
|    ゲストOS    |
+――――――――+
|仮想ハードウェア|仮想CPU、仮想主記憶、仮想ネットワークなど
+――――――――+
+――――――――+
|  仮想化ソフト  |
+――――――――+
|    ホストOS    |
+――――――――+
|物理ハードウェア|実CPU、実主記憶、実ネットワークなど
+――――――――+

No.1で登場する社名に対応づけるなら、
M社が提供するのが、物理ハードウェア・ホストOS・仮想化ソフト。
L社は、自社にとって必要な仮想ハードウェアの仕様を決め、M社と契約。
そしてL社自身がゲストOS・ミドルウェア・アプリケーションを用意し、運用します。

応用情報 平成30年 春期 午後 問4
https://www.ap-siken.com/kakomon/30_haru/pm04.html
の表1では単に「OS」という表記が登場しますが、これは「ゲストOS」を指しています。
2024.03.05 02:09
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