HOME»応用情報技術者試験掲示板»平成30年秋期午後問10 問2(3)
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現状のキャパシティが50万件程度なので、監視するだけでは達成不可能になります。
監視しても顧客登録数がコントロールできるわけではありません。
また、増加していく顧客登録数を削除しまくって
のも無理があります。
今、G社営業部門の当初の予測を超えて顧客登録者数は50万件以上になり、
バッチ処理の終了時刻は?時になっています。
以前は50万件という数字からバッチ処理の終了時刻は9時という時間を予測していました。
したがってこの予測をやりなおす必要があります。
キャンペーン等も加味した顧客登録数の予測はG社営業部門が行います。
K社側が顧客登録数を監視してもわかることは
現時点ではバッチの終了時刻がいつになるかということだけです。
ご回答ありがとうございます。
「100万件に達するまでは,9時までに夜間バッチ処理を終了できるよう~」とある事から、
顧客登録数自体はコントロール出来なくても、遅延を起こさない最大の登録数はコントロールできると考えました。
また問題文の最初の方の「監視項目の測定値が,あらかじめ決められたしきい値を超えた場合は~」に引っ張られ、監視項目の値をそのまま使うものだと判断してしまいました。
そのことから「予め遅延を起こさない最大の登録数と監視項目の比較」を目的と考えました。
これが49万人時点で遅延が発生したとなると、
「当初の処理時間予測がおかしいけど処理時間は登録数に比例するので、登録数を監視した上で処理時間を改めて予測しよう。」と考えられるのですが、
今回の問題だと遅延の原因は登録数の超過のみと見えてしまった為、原因となる登録者数の比較だけで済むと思い、
そこから処理時間を求めようという発想まで至りませんでした。
最終的にK社側がコントロールするのはバッチ処理の終了時刻なので、それを目的として回答という考え方ですかね?
ご回答ありがとうございます。
その通りですね。省略の基準、大変参考になります。
問題文のインシデントの発生原因にしか意識が行っておらず、
その後の「キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう」という業務の流れが抜けていました。計画の見直しに必要な事を考えれば導けそうです。
分かりやすい説明ありがとうございました。
登録数はコントロールできる値ではありません。
不要な顧客情報を顧客DBから削除し,顧客登録数を減らすことは
一時的な対策にはなるでしょうが、増える顧客そのものを削除することは出来ないので
根本的な対策にはなり得ませんし、(コントロールするとすればG社は新規顧客を受付中止にしないとなりません、L社のキャパシティがヘボなばっかりに)
顧客登録数を監視しても不要な顧客情報はわかりません。
アプローチを変えて、L氏の置かれている状況を考えてL氏の気持ちになってみます。
L氏「G社予測の顧客登録者数を超過して予定と違ってきたな」
L氏「おかげで9時に夜間バッチ処理が終わらない。結果として縮退運転になってしまった」
L氏「今後の登録人数の予測はまだ出ていない、キャパシティ計画の見直しもこれからだ」
L氏「今日明日でサーバーを増強することも出来ない」
L氏「とりあえず今の縮退運転中に、顧客登録者数を監視して( )するか」
これではいかがでしょう。
問題文中に色々な条件がありますが、(解答を見るに)IPAが問いたかったのは、
顧客登録者数を監視することでL氏は何ができるかということです。
また、設問2が「〔夜間バッチ処理の終了時刻の遅延〕について」であることにも注意したいです。
これは所謂「メタ」ですが解答のヒントになる*場合*があります。
なお、この問題はミスリーディング要素が多いため最悪無視しても良いと思います。
あまり深追いするとIPAが問いで意図した領域の外に出てしまう危険性があります。
ご回答ありがとうございます。
登録者数の超過に気付かなかったので、顧客登録者数を監視したものだと思いましたが、
今回の遅延で実施したことはインシデント管理で、その後に問題管理(キャパシティ管理の見直し等)を行う事を忘れていました。
・キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう
この2点を意識すれば「終了時刻の予測を行うため」に結びつくなと思いました。
分かりやすい説明ありがとうございます。
平成30年秋期午後問10 問2(3) [4934]
ココアコーヒーさん(No.1)
https://www.ap-siken.com/kakomon/30_aki/pm10.html
問2(3)の回答が「夜間バッチ処理の終了時刻の予測を行うため」となっています。
問題では「50万件を超えたので夜間バッチの終了時刻に遅延が発生した」
「100万件に達するまでは9時までにバッチ処理終了できる様にする」と書かれており、
終了時刻が遅延しない顧客登録数が分かっているのであれば、終了時間を予測しなくても、監視項目がその値(遅延しない登録数)を超えないかを見れば問題ないのでは?と考え
「終了時刻が遅延する顧客登録数を超えない様にする為」と回答しました。
問題文をどのように考えれば、「終了時刻の予測」を導けるでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。
問2(3)の回答が「夜間バッチ処理の終了時刻の予測を行うため」となっています。
問題では「50万件を超えたので夜間バッチの終了時刻に遅延が発生した」
「100万件に達するまでは9時までにバッチ処理終了できる様にする」と書かれており、
終了時刻が遅延しない顧客登録数が分かっているのであれば、終了時間を予測しなくても、監視項目がその値(遅延しない登録数)を超えないかを見れば問題ないのでは?と考え
「終了時刻が遅延する顧客登録数を超えない様にする為」と回答しました。
問題文をどのように考えれば、「終了時刻の予測」を導けるでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。
2024.03.12 23:18
krakenさん(No.2)
★AP ブロンズマイスター
>終了時刻が遅延する顧客登録数を超えない様にする
現状のキャパシティが50万件程度なので、監視するだけでは達成不可能になります。
監視しても顧客登録数がコントロールできるわけではありません。
また、増加していく顧客登録数を削除しまくって
>終了時刻が遅延する顧客登録数を超えない様にする
のも無理があります。
今、G社営業部門の当初の予測を超えて顧客登録者数は50万件以上になり、
バッチ処理の終了時刻は?時になっています。
以前は50万件という数字からバッチ処理の終了時刻は9時という時間を予測していました。
したがってこの予測をやりなおす必要があります。
キャンペーン等も加味した顧客登録数の予測はG社営業部門が行います。
K社側が顧客登録数を監視してもわかることは
現時点ではバッチの終了時刻がいつになるかということだけです。
2024.03.13 08:23
jjon-comさん(No.3)
★AP プラチナマイスター
そもそもの難点として。
「終了時刻」という4文字だけを書いたのなら「何の終了時刻を指すのか不明」というチェックが採点者から入ると私は考えます。問題文中でも「夜間バッチ処理の終了時刻」という表現でしか登場していませんから、これは省略できないでしょう。
出題者は問題文の次の箇所でそれを示しています。
年1回のキャパシティ計画では,2か月前からの臨時キャンペーンに対応できなかった。
そこで急遽,
その後は,キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう,と書いてあります。それが「(将来の)予測」というキーワードにつながるわけです。
50万件に達していないか否か、9時までに終了するか否か、というYes/Noの2値の結果を得るだけなら,それは「計画の見直し」にはなりません。
ちなみに,
これをグラフに描けば,両者の関係が単純な一次関数(直線)でなかったとしても,より精度の高い予測値を得ることができるでしょう。
「終了時刻」という4文字だけを書いたのなら「何の終了時刻を指すのか不明」というチェックが採点者から入ると私は考えます。問題文中でも「夜間バッチ処理の終了時刻」という表現でしか登場していませんから、これは省略できないでしょう。
> 問題文をどのように考えれば、「終了時刻の予測」を導けるでしょうか?
出題者は問題文の次の箇所でそれを示しています。
〔本サービスのキャパシティ管理〕
(1) キャパシティ計画
① 毎年1回,G社営業部門から本サービスに対する需要予測を入手し,G社と合意したサービスを考慮して資源の使用量を見積もる。これを基に,キャパシティを拡充するための期間,監視項目,監視項目のしきい値などのキャパシティ計画を作成し,G社に説明している。
(3) 分析及び対策
② キャパシティに関わるインシデントの対応を終了した後は,キャパシティ計画の妥当性を検討し,必要に応じてキャパシティ計画を見直す。
(1) キャパシティ計画
① 毎年1回,G社営業部門から本サービスに対する需要予測を入手し,G社と合意したサービスを考慮して資源の使用量を見積もる。これを基に,キャパシティを拡充するための期間,監視項目,監視項目のしきい値などのキャパシティ計画を作成し,G社に説明している。
(3) 分析及び対策
② キャパシティに関わるインシデントの対応を終了した後は,キャパシティ計画の妥当性を検討し,必要に応じてキャパシティ計画を見直す。
年1回のキャパシティ計画では,2か月前からの臨時キャンペーンに対応できなかった。
そこで急遽,
不要な顧客情報を顧客DBから削除し,顧客登録数を減らした
というインシデント対応をおこないそれを終了した。その後は,キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう,と書いてあります。それが「(将来の)予測」というキーワードにつながるわけです。
50万件に達していないか否か、9時までに終了するか否か、というYes/Noの2値の結果を得るだけなら,それは「計画の見直し」にはなりません。
ちなみに,
①顧客DBの顧客登録数を監視項目として追加し,日常的に監視する
この値をx軸とし,(2)キャパシティ監視
①(略)バッチ処理の監視項目は(略)毎日のバッチ処理時間である。
この値をy軸とし,①(略)バッチ処理の監視項目は(略)毎日のバッチ処理時間である。
これをグラフに描けば,両者の関係が単純な一次関数(直線)でなかったとしても,より精度の高い予測値を得ることができるでしょう。
2024.03.13 10:37
ココアコーヒーさん(No.4)
>krakenさん
ご回答ありがとうございます。
「100万件に達するまでは,9時までに夜間バッチ処理を終了できるよう~」とある事から、
顧客登録数自体はコントロール出来なくても、遅延を起こさない最大の登録数はコントロールできると考えました。
また問題文の最初の方の「監視項目の測定値が,あらかじめ決められたしきい値を超えた場合は~」に引っ張られ、監視項目の値をそのまま使うものだと判断してしまいました。
そのことから「予め遅延を起こさない最大の登録数と監視項目の比較」を目的と考えました。
これが49万人時点で遅延が発生したとなると、
「当初の処理時間予測がおかしいけど処理時間は登録数に比例するので、登録数を監視した上で処理時間を改めて予測しよう。」と考えられるのですが、
今回の問題だと遅延の原因は登録数の超過のみと見えてしまった為、原因となる登録者数の比較だけで済むと思い、
そこから処理時間を求めようという発想まで至りませんでした。
最終的にK社側がコントロールするのはバッチ処理の終了時刻なので、それを目的として回答という考え方ですかね?
2024.03.13 11:02
ココアコーヒーさん(No.5)
>jjon-comさん
ご回答ありがとうございます。
>問題文中でも「夜間バッチ処理の終了時刻」という表現でしか登場していませんから、これは省略できないでしょう。
その通りですね。省略の基準、大変参考になります。
>その後は,キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう,と書いてあります。それが「(将来の)予測」というキーワードにつながるわけです。
問題文のインシデントの発生原因にしか意識が行っておらず、
その後の「キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう」という業務の流れが抜けていました。計画の見直しに必要な事を考えれば導けそうです。
分かりやすい説明ありがとうございました。
2024.03.13 11:32
krakenさん(No.6)
★AP ブロンズマイスター
>No.4
>遅延を起こさない最大の登録数はコントロール
登録数はコントロールできる値ではありません。
不要な顧客情報を顧客DBから削除し,顧客登録数を減らすことは
一時的な対策にはなるでしょうが、増える顧客そのものを削除することは出来ないので
根本的な対策にはなり得ませんし、(コントロールするとすればG社は新規顧客を受付中止にしないとなりません、L社のキャパシティがヘボなばっかりに)
顧客登録数を監視しても不要な顧客情報はわかりません。
アプローチを変えて、L氏の置かれている状況を考えてL氏の気持ちになってみます。
L氏「G社予測の顧客登録者数を超過して予定と違ってきたな」
L氏「おかげで9時に夜間バッチ処理が終わらない。結果として縮退運転になってしまった」
L氏「今後の登録人数の予測はまだ出ていない、キャパシティ計画の見直しもこれからだ」
L氏「今日明日でサーバーを増強することも出来ない」
L氏「とりあえず今の縮退運転中に、顧客登録者数を監視して( )するか」
これではいかがでしょう。
問題文中に色々な条件がありますが、(解答を見るに)IPAが問いたかったのは、
顧客登録者数を監視することでL氏は何ができるかということです。
また、設問2が「〔夜間バッチ処理の終了時刻の遅延〕について」であることにも注意したいです。
これは所謂「メタ」ですが解答のヒントになる*場合*があります。
なお、この問題はミスリーディング要素が多いため最悪無視しても良いと思います。
あまり深追いするとIPAが問いで意図した領域の外に出てしまう危険性があります。
2024.03.13 13:48
ココアコーヒーさん(No.7)
>krakenさん
ご回答ありがとうございます。
登録者数の超過に気付かなかったので、顧客登録者数を監視したものだと思いましたが、
今回の遅延で実施したことはインシデント管理で、その後に問題管理(キャパシティ管理の見直し等)を行う事を忘れていました。
・キャパシティ計画の妥当性の検討・計画の見直しをおこなう
>顧客登録者数を監視することでL氏は何ができるかということです。
この2点を意識すれば「終了時刻の予測を行うため」に結びつくなと思いました。
分かりやすい説明ありがとうございます。
2024.03.13 14:44