通信プロトコル (全97問中97問目)
No.97
図は,組織内でTCP/IPネットワークにあるクライアントが,プロキシサーバ,ルータ,インターネットを経由して組織外のWebサーバを利用するときの経路を示している。この通信のTCPコネクションが設定される場所はどれか。
出典:平成17年春期 問51
- クライアントとWEBサーバ間,クライアントとプロキシサーバ間
- クライアントとプロキシサーバ間,プロキシサーバとWEBサーバ間
- クライアントとプロキシサーバ間,プロキシサーバとルータ間,ルータとWEBサーバ間
- クライアントとルータ間,ルータとWEBサーバ間
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル
正解
イ
解説
プロキシ(Proxy)とは、「代理」の意味でインターネットへのアクセスを中継する機器です。Webページアクセスはクライアントでなくプロキシサーバが代理して行うため、ネットワーク内部の秘匿化によるセキュリティの向上が期待できます。さらにWebページのアクセス時にその内容をキャッシュしておき、次に同じページにアクセス要求があった場合にはインターネットに問い合わせることなくサーバに保持されているキャッシュをクライアントに返す「キャッシュ機能」も持っています。
プロキシはクライアントからのリクエストパケットを一旦受け取り、その内容を解析して適切なWebサーバとのTCPコネクションを新たに確立します。逆にWebサーバからのレスポンスを受け取ると、クライアントとのTCPコネクションを確立し受け取ったレスポンスの内容を送信します。このようにプロキシサーバを介した(HTTPS以外の)WebアクセスではクライアントとWebサーバ間に直接TCPコネクションが確立されることはありません。
したがってTCPコネクションが確立されるのは「クライアントとプロキシサーバ間」および「プロキシサーバとWEBサーバ間」が適切です。
プロキシはクライアントからのリクエストパケットを一旦受け取り、その内容を解析して適切なWebサーバとのTCPコネクションを新たに確立します。逆にWebサーバからのレスポンスを受け取ると、クライアントとのTCPコネクションを確立し受け取ったレスポンスの内容を送信します。このようにプロキシサーバを介した(HTTPS以外の)WebアクセスではクライアントとWebサーバ間に直接TCPコネクションが確立されることはありません。
したがってTCPコネクションが確立されるのは「クライアントとプロキシサーバ間」および「プロキシサーバとWEBサーバ間」が適切です。