セキュリティ実装技術 (全74問中71問目)
No.71
セキュリティ関連のプロトコルに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成19年春期 問56
- IPsecは,PPPの認証用のプロトコルの一つである。
- PAPは,LAN間接続やダイヤルアップ接続を行う際のユーザー認証に,暗号を使用したプロトコルである。
- PPPは,暗号技術を導入してセキュリティを強化した電子メールシステムのプロトコルである。
- SSLは,Webサーバとブラウザとの間でデータを暗号化して転送する場合に使用することができるプロトコルである。
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » セキュリティ実装技術
正解
エ
解説
- IPsecは、IP(Internet Protocol)を拡張してセキュリティを高め、改ざんの検知,通信データの暗号化,送信元の認証などの機能をOSI基本参照モデルのネットワーク層レベル(TCP/IPモデルではインターネット層)で提供するプロトコルです。
- PAP(Password Authentication Protocol)は、CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)とともにPPPの認証で使用されるプロトコルです。
- PPP(Point-to-Point Protocol)は、電話回線を通じてコンピュータをネットワークに接続するダイヤルアップ接続でよく使われる、2点間を接続してデータ通信を行うための通信プロトコルです。
- 正しい。SSL(Secure Sockets Layer)は、主にWebブラウザとWebサーバ間でデータを安全にやり取りするための業界標準プロトコルとして使用されてます。