保守・廃棄 (全10問中1問目)

No.1

問題は発生していないが,プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために,リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフトウェア保守のどの分類に該当するか。
  • 完全化保守
  • 是正保守
  • 適応保守
  • 予防保守
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R4春期 問48

分類

テクノロジ系 » システム開発技術 » 保守・廃棄

正解

解説

JIS X 0161によれば、システムやソフトウェアに対する保守は、その目的により、「訂正」の性質をもつ是正保守と予防保守、「改良」の性質をもつ適応保守と完全化保守の4つの類型に分けられます。
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是正保守
ソフトウェア製品の引渡し後に発見された問題を訂正するために行う受身の修正
予防保守
引渡し後のソフトウェア製品の潜在的な障害が運用障害になる前に発見し、是正を行うための修正
適応保守
引渡し後、変化した又は変化している環境において、ソフトウェア製品を使用できるように保ち続けるために実施する修正
完全化保守
引渡し後のソフトウェア製品のパフォーマンスや保守性を向上させるための修正。機能追加や変更、性能強化、プログラム文書の改善などを含む
設問の事例では、現状のソースコードに仕様書を合わせるための変更を行います。システム上の問題はありませんが、より完全な状態を目指して行われる保守ですので完全化保守に分類されます。したがって「ア」が正解です。
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