システム方式設計 (全2問中2問目)
No.2
フェールセーフの考えに基づいて設計したものはどれか。
出典:平成31年春期 問47
- 乾電池のプラスとマイナスを逆にすると,乾電池が装填できないようにする。
- 交通管制システムが故障したときには,信号機に赤色が点灯するようにする。
- ネットワークカードのコントローラーを二重化しておき,片方のコントローラーが故障しても運用できるようにする。
- ハードディスクにRAID1を採用して,MTBFで示される信頼性が向上するようにする。
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » システム方式設計
正解
イ
解説
フェールセーフ(Fail safe)は、システムの不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う考え方です。「工業用機械で進入禁止区域をセンサーで監視し、人や物の侵入を感知したときには機械を緊急停止する」、「信号機が故障したときは交差点内の信号機を全て赤信号にする」というような安全最優先の設計がフェールセーフの実践例です。
- フールプルーフの考え方です。
- 正しい。フェールセーフの考え方です。
- フェールソフトの考え方です。
- フォールトトレランスの考え方です。※RAID1=ディスクミラーリング