ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全62問中38問目)
No.38
モジュール結合度が最も弱いモジュールはどれか。
出典:平成21年秋期 問45
- 単一のデータ項目を大域的データで受け渡すモジュール
- 単一のデータ項目を引数で受け渡すモジュール
- データ構造を大域的データで受け渡すモジュール
- データ構造を引数で渡すモジュール
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H28春期 問47
- 基本情報技術者 H16秋期 問51
- ソフトウェア開発技術者 H18秋期 問41
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
イ
解説
モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを示す概念です。モジュール同士の結合度合いが強ければ、関連するモジュールに変更があった場合の影響は大きく、反対に結合度が弱ければ影響を受けにくくなります。独立性と保守性の観点から、モジュール結合度は低いほど良いとされています。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
- データ結合(弱い↑)
- 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している
- スタンプ結合
- 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している
- 制御結合
- モジュールの動作を制御するための要素を受け渡している
- 外部結合
- 大域宣言された単一のデータを、複数のモジュールが参照している
- 共通結合
- 大域宣言されたレコードや構造体などのデータ構造を、複数のモジュールが参照している
- 内容結合(強い↓)
- モジュールの内部を直接参照・使用している
- 外部結合の説明です。
- 正しい。モジュール結合度が最も弱いデータ結合の説明です。
- 共通結合の説明です。
- スタンプ結合の説明です。