ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全62問中44問目)
No.44
オブジェクト指向におけるインヘリタンスに関する記述はどれか。
出典:平成20年春期 問41
- オブジェクトのデータ構造や値を隠ぺいし,オブジェクトの外部から直接,内部のデータにアクセスすることを禁止する。
- オブジェクトのデータ構造や手続を変更した場合でも,外部への影響を防ぐことができ,オブジェクトの独立性を向上させる。
- 基底クラスで定義されたデータ構造と手続をサブクラスで引き継いで使える。
- 同一のデータ構造と同一の手続を持つオブジェクトをまとめて表現する。
- [出題歴]
- ソフトウェア開発技術者 H15春期 問49
- ソフトウェア開発技術者 H18春期 問42
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
ウ
解説
インヘリタンス(Inheritance)は、オブジェクト指向を構成する概念で、あるクラスが上位クラスの特性(データ構造や手続き)を引き継ぐことです。日本語では「継承」とも呼ばれます。
ある上位(基底)クラスを基にした新たな下位(サブ)クラスを定義する場合、その下位クラスは上位の特性を引き継ぐので、下位クラスには独自のデータや手続きだけを定義すればよいことになります。これにより開発の生産性が向上します(差分プログラミング)。
したがって正解は「ウ」になります。
ある上位(基底)クラスを基にした新たな下位(サブ)クラスを定義する場合、その下位クラスは上位の特性を引き継ぐので、下位クラスには独自のデータや手続きだけを定義すればよいことになります。これにより開発の生産性が向上します(差分プログラミング)。
したがって正解は「ウ」になります。
- カプセル化(情報隠ぺい)の説明です。
- カプセル化の説明です。
- 正しい。インヘリタンスの説明です。
- クラスの説明です。