ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全62問中60問目)
No.60
構造化チャートに関する記述として,最も適切なものはどれか。
出典:平成17年春期 問40
- GOTOを表現する方法をもたず,モジュール内の論理構造を表現するのに適した図式である。
- システム分析・設計に用いられる図式であり,システムの状態の変化を記述するのに適している。
- データの流れを表すのが容易な図式であるが,処理の手順を表しにくい。
- モジュール構造図を示す図式目次と,各モジュールの機能を入力・処理・出力の形式で記述した図であり,構造化手法の特徴であるトップダウン設計に向いている。
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
ア
解説
構造化チャートは、順次、選択、繰返しの基本制御構造のみで構成される処理の流れを図式化する手法です。従来のフローチャート(流れ図)における「矢印によりGOTOを表現できるため構造化されていないプログラムも記述できてしまう」という問題を解消するためにチャート記法自体に構造化プログラミングの制限を課していることが特徴です。
構造化チャートでは順次・選択・繰返しの3つの基本制御に構造化された処理の流れをフローチャートよりもコンパクトに表現します。例としてNSチャート、PADチャートなどがあります。
構造化チャートでは順次・選択・繰返しの3つの基本制御に構造化された処理の流れをフローチャートよりもコンパクトに表現します。例としてNSチャート、PADチャートなどがあります。
- 正しい。構造化チャートはフローチャートとは異なりGOTOを表現する術を持ちません。
- 状態遷移図などの説明です。
- DFDなどの説明です。
- HIPO(Hierarchy plus Input Process Output)の説明です。