ソフトウェア構築 (全33問中8問目)
No.8
二つの独立したテストグループA,Bが,あるシステムについて一定期間並行してテストを行い,それぞれNA個及びNB個のエラーを検出した。このうち,共通のエラーはNAB個であった。このシステムの総エラー数Nを予測する式はどれか。ここで,NA>0,NB>0,NAB>0とし,グループA,Bのエラーを検出する能力及び効率は等しいものとする。
出典:平成27年秋期 問48
- N=NA+NB-NAB
- N=NAB×NA×NB
- N=(NA+NB)/NAB
- N=NA×NB/NAB
- [出題歴]
- ソフトウェア開発技術者 H13春期 問55
- ソフトウェア開発技術者 H18春期 問45
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア構築
正解
エ
解説
設問のケースのように2つの別のチームに分かれて1つの対象プログラムに対してテストを行い、共通バグの発見率から全体の総エラー数を推定する手法を2段階エディット法といいます。
まず、総エラー数のうちグループA,Bのバグ検出確率"P(A)","P(B)"は、
P(A)=NA/N …(1)
P(B)=NB/N …(2)
と定義することができ、そこからP(A),P(B)が共に発生する"P(AB)"を、
P(AB)=
P(A)×P(B)=NAB/N …(3)
と導くことができます。(3)の式に(1)と(2)を代入すると、
(NA/N)×(NB/N)=NAB/N
(NA×NB)/N2=NAB/N
この式を次のように変形すると、
(NA×NB)/N2=NAB/N
NA×NB=NAB×N
N=NA×NB/NAB
2段階エディット法の公式である「エ」が得られます。
まず、総エラー数のうちグループA,Bのバグ検出確率"P(A)","P(B)"は、
P(A)=NA/N …(1)
P(B)=NB/N …(2)
と定義することができ、そこからP(A),P(B)が共に発生する"P(AB)"を、
P(AB)=
P(A)×P(B)=NAB/N …(3)
と導くことができます。(3)の式に(1)と(2)を代入すると、
(NA/N)×(NB/N)=NAB/N
(NA×NB)/N2=NAB/N
この式を次のように変形すると、
(NA×NB)/N2=NAB/N
NA×NB=NAB×N
N=NA×NB/NAB
2段階エディット法の公式である「エ」が得られます。