情報システム戦略 (全55問中1問目)
No.1
出典:令和6年秋期 問61
- ITシステムの全体設計や協働できるベンダーの選定などを行える人材を育成・確保できているか。
- 環境変化に迅速に対応し,求められるデリバリースピードに対応できるITシステムとなっているか
- データ処理において,リアルタイム性よりも,ビッグデータの蓄積と事後の分析が重視されているか
- データを迅速に活用するために,全体最適よりも,個別最適を志向したITシステムとなっているか。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R4秋期 問62
分類
ストラテジ系 » システム戦略 » 情報システム戦略
正解
イ
解説
DX推進指標は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の変革を後押しすることを目的とし、ビジネスのアクションに繋がるための気付きの機会を提供するものとして経済産業省によって策定されたものです。項目ごとにレベル0~5の成熟度が設定されており、各企業が簡易な自己診断を行うことが可能となっています。
本指標では、"ITシステムに求められる要素"として以下の3つの事項を規定しています。
本指標では、"ITシステムに求められる要素"として以下の3つの事項を規定しています。
- データ活用
- データを、リアルタイム等使いたい形で使えるITシステムとなっているか
- スピード・アジリティ
- 環境変化に迅速に対応し、求められるデリバリースピードに対応できるITシステムとなっているか
- 全社最適
- 部門を超えてデータを活用し、バリューチェーンワイドで顧客視点での価値創出ができるよう、システム間を連携させるなどにより、全社最適を踏まえたITシステムとなっているか
- "ITシステムに求められる要素"ではありません。ベンダーに丸投げせず、ITシステムの全体設計、システム連携基盤の企画や要求定義を自ら行い、パートナーとして協創できるベンダーを選別できる人材を確保できているかどうかは、"ガバナンス・体制について求められる要素"です。
- 正しい。環境変化に迅速に対応し、求められるデリバリースピードに対応できるITシステムとなっているかどうかが評価指標となっています。
- データをリアルタイムで利用できるITシステムになっているかどうかが評価指標となっています。
- 個別最適するのではなく、全社最適を踏まえたITシステムになっているかどうかが評価指標となっています。