情報システム戦略 (全55問中2問目)
No.2
エンタープライズアーキテクチャの参照モデルのうち,BRM(Business Reference Model)として提供されるものはどれか。
出典:令和6年春期 問61
- アプリケーションサービスを機能的な観点から分類体系化したサービスコンポーネント
- サービスコンポーネントを実際に活用するためのプラットフォームやテクノロジの標準仕様
- 参照モデルの中で最も業務に近い階層として提供される,業務分類に従った業務体系及びシステム体系と各種業務モデル
- 組織間で共有される可能性の高い情報について,名称,定義及び各種属性を総体的に記述したモデル
分類
ストラテジ系 » システム戦略 » 情報システム戦略
正解
ウ
解説
エンタープライズアーキテクチャ(EA)は、社会環境や情報技術の変化に素早く対応できるよう「全体最適」の観点から業務やシステムを改善するフレームワークです。EAの参照モデルは、EAのひな型として利用するように整備されたもので、EA策定の際に活用できる業務タイプやデータタイプ、アプリケーション構成のオプション、技術などを広範に収集・整理した資料です。
EAの参照モデルは5つあり、EAを構成する4つの体系(ビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジ)のそれぞれに対応しています。
EAの参照モデルは5つあり、EAを構成する4つの体系(ビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジ)のそれぞれに対応しています。
- 政策・業務参照モデル(BRM)
- 組織内で行われている業務を体系的に整理するモデル
- 業績測定参照モデル(PRM)
- 情報化投資の効果を客観的に評価するために作られたものであり、評価のためのKPIを整理したモデル
- データ参照モデル(DRM)
- 組織を超えて流通もしくは共有される可能性の高い情報・データの名称、定義および属性(桁数、数値、文字列など)について統一的に記述したもの
- サービスコンポーネント参照モデル(SRM)
- アプリケーションを機能(サービス)の観点からソフトウェア部品(コンポーネント)として標準化・分類体系化し、再利用可能とするためのモデル
- 技術参照モデル(TRM)
- 主要となる技術をアプリケーションソフトウェア、アプリケーションプラットフォーム、外部環境、共通基盤の4つの観点から標準化・分類体系化したモデル
- サービスコンポーネント参照モデルが提供するものです。
- 技術参照モデルが提供するものです。
- 正しい。政策・業務参照モデルが提供するものです。
- データ参照モデルが提供するものです。