データ構造 (全40問中37問目)
No.37
次の2分探索木からルートノード7を削除し,再び7を追加した2分探索木はどれか。
出典:平成17年秋期 問9
分類
テクノロジ系 » アルゴリズムとプログラミング » データ構造
正解
イ
解説
2分探索木は、2分木の各節にデータをもたせることで探索を行えるようにした木です。各節がもつデータは「その節から出る左部分木にあるどのデータよりも大きく、右部分木のどのデータよりも小さい」という条件があり、これを利用して効率的なデータ探索を可能にしています。
問題文の2分探索木からルートノード7を削除すると、2分探索木の性質を保つために7に最も近い6または8をルートノードとして再構成が行われます。6をルートノードとして、再び7を挿入する場合には次の比較手順で挿入場所が決定されます。
問題文の2分探索木からルートノード7を削除すると、2分探索木の性質を保つために7に最も近い6または8をルートノードとして再構成が行われます。6をルートノードとして、再び7を挿入する場合には次の比較手順で挿入場所が決定されます。
- 7>6 …右の節へ
- 7<9 …左の節へ
- 7<8 …8には子がないので、7を8の左の子とする
- 7<8 …左の節へ
- 7>3 …右の節へ
- 7>5 …右の節へ
- 7>6 …6には子がないので、7を6の右の子とする