業務分析・データ利活用 (全82問中82問目)
No.82
X-R管理図を用いて品質管理を行うときの"7の法則(the Rule of Seven)"を説明したものはどれか。
出典:平成17年春期 問47
- 7回連続で平均値を上回ったか下回った場合に対応する。
- 下限値を連続して7回上回った場合に対応する。
- 上限値か下限値を通算で7回超えた場合に対応する。
- 平均値を通算で7回上回った場合に対応する。
分類
ストラテジ系 » 企業活動 » 業務分析・データ利活用
正解
ア
解説
7の法則は、ある値を定期的に観測している場合に、同じ結果が7回連続で記録されたときには、偶然ではなく何らかの原因があるとみなす品質管理の考え方です。平均を間に上振れする確率と下振れする確率がいずれも50%だとすると、上振れまたは下振れが連続で7回発生する確率は50%7→1%以下となり、単なる偶然である可能性は極めて小さくなるからというのが連続7回の根拠です。
- 正しい。7回連続で同じ方向に振れた値が記録されたので、"7の法則"の考え方により特定の要因が影響していると判断し、原因究明などの対応を行うことになります。
- 下限値を下回った場合は異常値ですが、上回っているということは管理境界線内の正常値ということになります。7回すべてが平均値未満であれば問題ですが、平均値を中心とした正常なバラつきのときにも対応することになってしまうので誤りです。
- 上限値や下限値を超える値を記録したときは、異常が発生していると考え、7回発生を待つことなく直ぐに原因究明を行うべきです。
- 対応を行うのは通算ではなく7回連続で上回った場合です。