プロセッサ (全68問中13問目)
No.13
ディープラーニングの学習にGPUを用いる利点として,適切なものはどれか。
出典:令和3年春期 問10
- 各プロセッサコアが独立して異なるプログラムを実行し,異なるデータを処理できる。
- 汎用の行列演算ユニットを用いて,行列演算を高速に実行できる。
- 浮動小数点演算ユニットをコプロセッサとして用い,浮動小数点演算ができる。
- 分岐予測を行い,パイプラインの利用効率を高めた処理を実行できる。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R4秋期 問8
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » プロセッサ
正解
イ
解説
GPU(Graphics Processing Unit)は、コンピュータにおいて画像処理を専門に担当するハードウェア部品です。動画再生や3DCGのレンダリングなどの定型的かつ大量の演算が要求される処理において、CPUの補助演算装置として機能します。最近では、膨大な計算を必要とする科学シミュレーションや機械学習の分野でもGPUを利用することが増えてきています。
ディープラーニングでは、システムに学習をさせるときに行列演算を含む大量の並列演算が必要なので、同じ種類の計算を大量に行うことに特化したGPUが活用されています。
ディープラーニングでは、システムに学習をさせるときに行列演算を含む大量の並列演算が必要なので、同じ種類の計算を大量に行うことに特化したGPUが活用されています。
- マルチコアCPUを用いる利点です。
- 正しい。GPU(Graphics Processing Unit)を用いる利点です。
- FPU(Floating Point Unit、浮動小数点演算装置)を用いる利点です。
- GPUは、CPUと違って命令制御関連の機能が弱いので、分岐予測やアウトオブオーダー実行などの命令スケジューリングには向きません。