プロセッサ (全68問中3問目)

No.3

同一メモリ空間で,転送元の開始アドレス,転送先の開始アドレス,方向フラグ及び転送語数をパラメータとして指定することで,データをブロック転送できる機能をもつCPUがある。図のようにアドレス 1001 から 1004 の内容をアドレス 1003 から 1006 に転送する場合,パラメータとして適切なものはどれか。ここで,転送は開始アドレスから1語ずつ行われ,方向フラグに0を指定するとアドレスの昇順に,1を指定するとアドレスの降順に転送を行うものとする。
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  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H31春期 問9
  • 基本情報技術者 H14秋期 問19
  • ソフトウェア開発技術者 H17春期 問16

分類

テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » プロセッサ

正解

解説

同一のメモリ空間において、アドレス「1001,1002,1003,1004」のデータを、アドレス「1003,1004,1005,1006」に転送することになります。転送先アドレスである1003~1004番地は、転送元アドレスでもあるので、1001番地から昇順で転送すると、1001~1002番地の内容で1003~1004番地の内容が上書きされることになり、本来の1003~1004番地の内容(下図の"CCC"・"DDD")を1005~1006番地に転送することができません。
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このため正しく転送するには、転送元は1004番から、転送先は1006番からそれぞれ降順で転送する必要があります。したがって、転送元の開始アドレスに1004、転送先の開始アドレスに1006、方向フラグには1(降順)を指定することになります。
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  • 前述の図解どおり、1005~1006番地にコピーされるべき1003~1004番地の内容が、転送前に1001~1002番地の内容で上書きされてしまうため誤りです。
  • 転送元アドレスが1001~998番地、転送先アドレスが1003~1000番地となってしまうため誤りです。
  • 転送元アドレスが1004~1007番地、転送先アドレスが1006~1009番地となってしまうため誤りです。
  • 正しい。
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