メモリ (全72問中62問目)
No.62
キャッシュメモリに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成18年秋期 問19
- キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶と同等でも,主記憶の実効アクセス時間は短縮される。
- キャッシュメモリの容量と主記憶の実効アクセス時間は,反比例の関係にある。
- キャッシュメモリは,プロセッサ内部のレジスタの代替として使用可能である。
- 主記憶全域をランダムにアクセスするプログラムでは,キャッシュメモリの効果は小さくなる。
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H14秋期 問20
- 基本情報技術者 H14春期 問23
- 基本情報技術者 H24春期 問13
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
エ
解説
- 速度が同じであれば、制御に係る余分なオーバーヘッドが発生する分だけ実効アクセス時間は増加します。
- キャッシュメモリ容量が増加すれば、実効アクセス時間は短くなっていきますが反比例の関係にはありません。
- レジスタとキャッシュメモリには大きな速度差があるので、代替にはなりません。
- 正しい。主記憶をランダムに使用する場合、参照対象のブロックがキャッシュメモリ内に格納されている確率が低くなるためキャッシュメモリの利用率は低下し、効果が小さくなります。