システムの構成 (全117問中105問目)
No.105
ストアドプロシージャの利点はどれか。
出典:平成19年春期 問69
- 応用プログラムからネットワークを介してDBMSにアクセスする場合,両者間の通信量を減少させる。
- 応用プログラムから一連の要求を一括して処理することによって,DBMS内のアクセスパスの数を減少させる。
- 応用プログラムからの一連の要求を一括して処理することによって,DBMS内の必要バッファ数を減少させる。
- データが格納されているディスク装置へのI/O回数を減少させる。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R6春期 問25
- 応用情報技術者 H24秋期 問25
- 応用情報技術者 H29秋期 問26
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
ア
解説
ストアドプロシージャは、データベースに対する一連の処理をまとめた手続きにして、データベース管理システムに保存したものです。利用者は通常のクエリを発行する代わりに、データベース管理システム内の手続きを呼び出すことによって目的の処理を実行させることができます。ストアド(stored)は"格納された"、プロシージャ(procedure)は"手続き"という意味です。
ストアドプロシージャを使用すれば、クライアントからサーバに対する1回の要求で事前設定された複数のクエリをデータベースに発行することができます。このため、よく使われる一連の処理を定型化できること、クライアントから普通に同数のクエリを発行する場合と比較して、クライアントとサーバとの間のネットワーク負荷を軽減することができるなどの利点があります。
したがって適切な記述は「ア」です。
ストアドプロシージャの呼出しにより、DBMSがデータベースに発行するクエリ数が減るわけではないため、その他の選択肢は不適切となります。
ストアドプロシージャを使用すれば、クライアントからサーバに対する1回の要求で事前設定された複数のクエリをデータベースに発行することができます。このため、よく使われる一連の処理を定型化できること、クライアントから普通に同数のクエリを発行する場合と比較して、クライアントとサーバとの間のネットワーク負荷を軽減することができるなどの利点があります。
したがって適切な記述は「ア」です。
ストアドプロシージャの呼出しにより、DBMSがデータベースに発行するクエリ数が減るわけではないため、その他の選択肢は不適切となります。