システムの構成 (全117問中4問目)
No.4
オブジェクトストレージの記述として,最も適切なものはどれか。
出典:令和6年春期 問13
- 更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており,大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができる。
- 高速のストレージ専用ネットワークを介して,複数のサーバからストレージを共有することによって,高速にデータを格納することができる。
- サーバごとに割り当てられた専用ストレージであり,容量が不足したときにはストレージを追加することができる。
- 複数のストレージを組み合わせることによって,仮想的な1台のストレージとして運用することができる。
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
ア
解説
オブジェクトストレージは、従来のファイルやディレクトリと言った階層構造ではなく、オブジェクトという単位でデータを格納・管理する記憶方式です。フラットな構造でスケールアウトが容易なので、非構造型データを大量に保存するデータレイクに適しています。Amazon S3がオブジェクトストレージの代表格です。
各オブジェクトは、データ本体とともにメタデータと固有の識別子が付与された状態で格納されています。階層構造がないので、①データの複製、移動、分散がしやすい、②効率的にアクセスできる、③ディレクトリ数やデータ数の制限を受けないといった特徴があります。また、オブジェクトストレージには識別子を指定してREST API(HTTP)でアクセスします。このため、利用者は格納場所を覚えておく必要がなく、様々なプラットフォームから共通の手順でデータ操作を行うことができます。
したがって「ア」の記述が適切です。
各オブジェクトは、データ本体とともにメタデータと固有の識別子が付与された状態で格納されています。階層構造がないので、①データの複製、移動、分散がしやすい、②効率的にアクセスできる、③ディレクトリ数やデータ数の制限を受けないといった特徴があります。また、オブジェクトストレージには識別子を指定してREST API(HTTP)でアクセスします。このため、利用者は格納場所を覚えておく必要がなく、様々なプラットフォームから共通の手順でデータ操作を行うことができます。
したがって「ア」の記述が適切です。
- 正しい。オブジェクトストレージの説明です。
- SAN(Storage Area Network)の説明です。
- DAS(Direct Attached Storage)の説明です。
- RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks:レイド)の説明です。