システムの構成 (全117問中7問目)
No.7
SAN(Storage Area Network)におけるサーバとストレージの接続形態の説明として,適切なものはどれか。
出典:令和5年秋期 問12
- シリアルATAなどの接続方式によって内蔵ストレージとして1対1に接続する。
- ファイバチャネルなどによる専用ネットワークで接続する。
- プロトコルはCIFS(Common Internet File System)を使用し,LANで接続する。
- プロトコルはNFS(Network File System)を使用し,LANで接続する。
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
イ
解説
SAN(Storage Area Network)は、個々のサーバにストレージを直接接続するのではなく、LANとは別にサーバ群の後方にストレージ専用のネットワークを構築し、そこにストレージ群を統合する技術です。
SANには、ファイバーチャネルネットワークで構築するFC-SANと、TCP/IPネットワークで構築するIP-SANの2種類があります。サーバとSANの接続は、光ファイバーを伝送媒体とするFCP(Fibre Channel Protocol)やiSCSI(Internet SCSI)プロトコルによって行われるので、LANよりも高速な転送が可能です。また、ストレージがサーバから独立するので、スケールアウトや運用管理も効率的に行えるようになります。
SANには、ファイバーチャネルネットワークで構築するFC-SANと、TCP/IPネットワークで構築するIP-SANの2種類があります。サーバとSANの接続は、光ファイバーを伝送媒体とするFCP(Fibre Channel Protocol)やiSCSI(Internet SCSI)プロトコルによって行われるので、LANよりも高速な転送が可能です。また、ストレージがサーバから独立するので、スケールアウトや運用管理も効率的に行えるようになります。
- DAS(Direct Attached Storage)の接続形態です。SANでは、iSCSI(Internet SCSI)やFCP(Fibre Channel Protocol)を使用して外部のストレージ群と1対多の関係で接続します。シリアルATAは、筐体内に内蔵されているストレージと接続する規格です。
- 正しい。SANでは、サーバはストレージ専用のネットワークと接続することになります。
- NAS(Network Attached Storage)の接続形態です。SANは、LANとは別に構築されます。CIFS(Common Internet File System)は、NASで使用されるWindowsOS用のファイル共有プロトコルです。
- NASの接続形態です。SANは、LANとは別に構築されます。NFS(Network File System)は、NASで使用されるLinuxなどUNIX系用ファイル共有プロトコルです。