オペレーティングシステム (全131問中115問目)
No.115
タスクが実行状態(RUN),実行可能状態(READY),待ち状態(WAIT)の三つの状態で管理されるリアルタイムOSにおいて,三つのタスクA~Cの状態がプリエンプティブなスケジュールによって,図に示すとおりに遷移した。各タスクの優先度の関係のうち,適切なものはどれか。ここで,優先度の関係は,"高い>低い"で示す。
出典:平成18年秋期 問27
- タスクA>タスクB>タスクC
- タスクB>タスクA>タスクC
- タスクB>タスクC>タスクA
- タスクC>タスクB>タスクA
- [出題歴]
- ソフトウェア開発技術者 H15春期 問27
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
ウ
解説
次の図を見ながら流れを確認します。
- まず開始直後は、タスクB,Cが待ち状態から始まり、CPU処理から始まるのはタスクAだけなのでCPU使用権はタスクAに与えられます。(上図の①)
- タスクAが持ち状態になると、タスクB,Cが同時に実行可能状態になりますが、実行されているのはタスクBです。このことから優先度はB>Cとわかります。(上図の②)
- その後タスクA,Cの両方が実行可能状態となるのが上図の③ですが、実行されているのはタスクCです。このことから優先度はC>Aとわかります。