オペレーティングシステム (全131問中61問目)
No.61
仮想記憶方式において,論理アドレスから物理アドレスへの変換を行うのはいつか。
出典:平成26年春期 問18
- 主記憶に存在するページをアクセスするとき
- ページフォールトが発生したとき
- ページを主記憶にページインするとき
- ページを補助記憶にページアウトするとき
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
ア
解説
仮想(論理)アドレスと実(物理)アドレスへの変換は、ページテーブルというアドレス対応表を使って次の手順で行われます。
アドレス変換はアクセスごとに行われるので、正しい記述は「ア」です。
- 仮想アドレスから、ページテーブル内の対象ページの先頭アドレスを得る
- ページテーブルのページ情報に設定されているフラグ(ページフォールトビット)を見て、対象ページが主記憶に存在しているかを知る
- ページフォールトであればページアウト・ページイン処理を行う
- ページテーブルから対象ページの主記憶上の位置を取得し、それに仮想アドレスのページ内変位を加えて求める主記憶上のアドレスを得る
アドレス変換はアクセスごとに行われるので、正しい記述は「ア」です。