マルチメディア応用 (全19問中3問目)

No.3

レイトレーシング法の説明として,適切なものはどれか。
  • スクリーンの全ての画素について,視線と描画の対象となる物体との交点を反射属性や透明属性なども含めて計算し,その中から視点に最も近い交点を選択する。
  • スクリーンの走査線ごとに視点とその走査線を結ぶ走査面を作成し,各走査面と描画の対象となる物体との交差を調べて交差線分を求め,奥行き判定を行うことによって描画する。
  • 描画の対象となる二つの物体のうち,一方が近くに,もう一方が遠くにあるときに,まず遠くの物体を描いてから近くの物体を重ね書きする。
  • 描画の対象となる物体の各面をピクセルに分割し,ピクセルごとに視点までの距離を計算し,その最小値を作業領域に保持することによって,視点までの距離が最小となる面を求める。

分類

テクノロジ系 » 情報メディア » マルチメディア応用

正解

解説

レイトレーシング法は、3DCGにおける陰線・陰面処理を行うためのアルゴリズムの一つです。陰線・陰面処理とは、最も手前に見える線や面のみを表示し、それ以外を表示しないようにする処理手順です。レイトレーシング法では、光源から放出され物体に反射して視点に到達する光線(レイ)を、逆に視点から物体へとさかのぼって追跡(トレース)し、物体での反射や透過、屈折による影響を計算することで、スクリーン上の画素ごとの表示値を決定します。視点とスクリーン上の画素を結んだ直線が最初にぶつかった物体の色を表示するというのが基本的な考え方です。
  • 正しい。レイトレーシング法の説明です。
  • スキャンライン法の説明です。
  • Zソート法の説明です。
  • Zバッファ法の説明です。
参考URL: レンダリング方式について
 https://blender3d.biz/knowledge_rendering_renderingmethods.html
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