データベース設計 (全65問中29問目)

No.29

六つのタプルから成る関係Rの単一の属性間において成立する全ての関数従属性を挙げたものはどれか。ここで,X→Yは,XがYを関数的に決定することを表す。
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  • A→B
  • A→C,C→A
  • A→B,A→C,C→A,C→B
  • A→B,A→C,B→C,C→A,C→B

分類

テクノロジ系 » データベース » データベース設計

正解

解説

関数従属性とは、レコードのあるデータ項目が決まれば、他のデータ項目も一意に決まる関係のことです。

表中にはA→B,A→C,B→A,B→C,C→A,C→B という計6つの属性の関係があります。これを1つずつ検証していくと、
  • [A→B]
    300→阿部商店,400→鈴木商店,500→鈴木商店 というように一意に決定します。
  • [A→C]
    300→3,400→2,500→1というように一意に決定します。
  • [B→A]
    阿部商店→300,鈴木商店→400 or 500 というようにデータ項目が鈴木商店の場合に一意に決定しません。
  • [B→C]
    阿部商店→3,鈴木商店→2 or 1 というようにデータ項目が鈴木商店の場合に一意に決定しません。
  • [C→A]
    3→300,2→400,1→500 というように一意に決定します。
  • [C→B]
    3→阿部商店,2→鈴木商店,1→鈴木商店 というように一意に決定します。
これらをまとめると、関数従属性が成立するのは「A→B,A→C,C→A,C→B」となります。
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