トランザクション処理 (全65問中61問目)

No.61

オンライントランザクションの原子性(atomicity)の記述として,適切なものはどれか。
  • データの物理的格納場所やアプリケーションプログラムの実行場所を意識することなくトランザクション処理が行える。
  • トランザクションが完了したときの状態は,処理済みか未処理のどちらかしかない。
  • トランザクション処理においてデータベースの一貫性が保てる。
  • 複数のトランザクションを同時に処理した場合でも,個々の処理結果は等しい。

分類

テクノロジ系 » データベース » トランザクション処理

正解

解説

トランザクションの原子性を含むデータベースのトランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる4つの性質(Atomicity・Consistency・Isolation・Durability)はまとめてACID特性と呼ばれます。
各言葉の意味は以下の通りです。
Atomicity : 原子性
トランザクション内の処理がすべて実行されるか、または全く実行されないことを保証する性質。
Consistency : 一貫性
トランザクションによりデータの矛盾が生じないこと。常にデータベースの整合性が保たれていることを保証する性質。
Isolation : 独立性
複数のトランザクションを同時に実行した場合と、順番に実行した場合の結果が等しくなることを保証する性質。一般にロックなどをかけることで直列可能性を保証する。
隔離性と呼ばれる場合もある。
Durability : 永続性
一旦正常終了したトランザクションの結果は、以後システムに障害が発生しても失われないことを保証する性質。
耐久性と呼ばれる場合もある。
各記述をACID特性に当てはめてみると、
  • 分散データベースにおける透過性についての記述です。(ACID特性には含まれません)
  • 正しい。原子性についての記述です。
  • 一貫性についての記述です。
  • 独立性についての記述です。
© 2010-2024 応用情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop