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オリジナル模擬試験1 問11
問11
マルチプロセッサシステムによる速度向上率がアムダールの法則に従うとするとき,単一のプロセッサと比べて2倍以上の高速化を行うためには最低何台のプロセッサが必要となるか。ここで,対象とする処理全体のうち並列化可能な部分の割合は60%とする。
〔アムダールの法則〕
E:並列処理によって達成される高速化率(単一プロセッサと比較した時の倍率)
n:プロセッサの台数
r:対象とする処理全体のうち並列化可能な部分割合
〔アムダールの法則〕
E:並列処理によって達成される高速化率(単一プロセッサと比較した時の倍率)
n:プロセッサの台数
r:対象とする処理全体のうち並列化可能な部分割合
- 4
- 5
- 6
- 7
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » プロセッサ
正解
ウ
解説
問題文に式が与えられているので、この式のEに"2"、r に"0.6"を代入した不等式を解くことで、必要となるプロセッサ台数を求めます。
2{0.4+(0.6/n)}≦1
0.8+(1.2/n)≦1
0.8n+1.2≦ n
-0.2n≦-1.2
n≧6
以上の計算から2倍以上の高速化を行うためには最低6台のプロセッサが必要とわかります。
2{0.4+(0.6/n)}≦1
0.8+(1.2/n)≦1
0.8n+1.2≦ n
-0.2n≦-1.2
n≧6
以上の計算から2倍以上の高速化を行うためには最低6台のプロセッサが必要とわかります。