HOME»オリジナル模擬試験1»問34
オリジナル模擬試験1 問34
問34
動画圧縮フォーマットの一つで数十k~数百kビット/秒という低ビットレートの圧縮方式の一つであり,携帯電子機器などへの利用を対象にしている規格はどれか。
- MPEG-1
- MPEG-2
- MPEG-3
- MPEG-4
分類
テクノロジ系 » 情報メディア » マルチメディア技術
正解
エ
解説
MPEG(Moving Picture Experts Group)は、ビデオとオーディオに対して符号を付与する基準の開発責任を負ったISO/IECの一連のワーキンググループです。
MPEGの各圧縮フォーマットや規格についてまとめると、
MPEGの各圧縮フォーマットや規格についてまとめると、
- MPEG-1
- 1.5Mビット/秒程度の圧縮方式であり、主にCD-ROMなどの蓄積型メディアを対象にしている。CD-ROMに1時間程度の動画を記録することを目的に設計された方式。
- MPEG-2
- 数M~数十Mビット/秒という広い範囲の圧縮方式であり、蓄積型メディア、放送、通信で共通に利用できる汎用の方式である。
DVD-Videoでは映像の記録にMPEG2が採用されている。 - MPEG-3
- 60Mビット/秒を超える圧縮方式であり、主に高品質なテレビ放送を対象にしている。
元々HDTVを想定した規格として策定される予定だったが、MPEG-2と基本技術が同じのためMPEG-2に統合された。 - MPEG-4
- 数十k~数百kビット/秒という低ビットレートの圧縮方式の一つであり、携帯電子機器などへの利用を対象にしている。
低ビットレートでの使用にまで用途を拡大することを目標として規格化が開始。動画・音声全般を扱う多様なマルチメディア符号化フォーマットを規定していて、パソコンで動画を扱う際によく使われるDivXやXvidはMPEG-4 Visual (Video) の技術を利用したものです。 - MPEG-7
- MPEG-1,2,4などとは異なり、動画データのエンコードが目的ではなく、XMLをベースとしたメタデータ記述によるマルチメディアデータの高速な内容検索を目的とした国際標準化規格。