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応用情報技術者令和2年秋期 午前問42
問42
暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- AESは公開鍵暗号方式,RSAは共通鍵暗号方式の一種である。
- 共通鍵暗号方式では,暗号化及び復号に同一の鍵を使用する。
- 公開鍵暗号方式を通信内容の秘匿に使用する場合は,暗号化に使用する鍵を秘密にして,復号に使用する鍵を公開する。
- デジタル署名に公開鍵暗号方式が使用されることはなく,共通鍵暗号方式が使用される。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H24秋期 問39
- 応用情報技術者 H29秋期 問41
- ソフトウェア開発技術者 H20春期 問73
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
- 記述とは逆で、AESは共通鍵暗号方式、RSAは公開鍵暗号方式です。
- 正しい。共通鍵暗号方式は、名前のとおり、暗号化と復号に同一(共通)の鍵を使用します。錠をかけるのと開けるのとで同じ鍵を使用する、玄関のドアのようなイメージです。
- 公開鍵暗号方式では、暗号化鍵を公開し、復号鍵は厳重に管理します。暗号化は誰でもできますが、復号できるのは正当な受信者だけなので、通信の機密性が確保される仕組みです。
- デジタル署名は、共通鍵暗号方式ではなく公開鍵暗号方式を応用した技術です。暗号化通信とは異なり、送信者が秘密鍵で暗号化したデータを、受信者が公開鍵で復号して検証することで、正当な送信者から送信されたデータであることを確認できます。