応用情報技術者令和2年秋期 午前問51

問51

PMBOKガイド第6版によれば,プロジェクト・スコープ記述書に記述する項目はどれか。
  • WBS
  • コスト見積額
  • ステークホルダー分類
  • プロジェクトからの除外事項
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R5秋期 問51

分類

マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトのスコープ

正解

解説

プロジェクト・スコープ記述書は、プロジェクトの実施範囲や境界を明確にするために作成する文書です。PMBOKガイド第6版では、プロジェクト・スコープ記述書を「プロジェクト・スコープ、主要な成果物、前提条件や制約条件などを記述した文書」と定義しています。

PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・スコープ記述書への記述項目は次の4つです。
  • プロダクト・スコープ記述書
  • 成果物
  • 受入基準
  • プロジェクトからの除外事項
プロジェクトには多くの人がかかわるので、後々のトラブルを避けるためステークホルダとの間で実施範囲について明確な合意を形成する必要があります。このため、プロジェクトの実施範囲だけでなく、プロジェクトの範囲外に属するものについても必要に応じて記述しておく必要があります。プロジェクトの除外事項を明確にすることによって、ステークホルダの期待をマネジメントするのに役立ち、プロジェクトが適切な管理なしに肥大化していくことを防ぐことができます。したがって「エ」が正解です。
  • WBS作成のためのインプット情報としてプロジェクト・スコープ記述書が挙げられており、プロジェクト・スコープ記述書を基にWBSを作成するという流れになります。よって、WBSはプロジェクト・スコープ記述書に含まれません。
  • コスト見積りに記述する項目です。
  • ステークホルダー登録簿に記述する項目です。
  • 正しい。プロジェクト・スコープ記述書に記述する項目です。
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