応用情報技術者 試験情報＆徹底解説

RACIチャートは、責任分担表(RAM)の一種で、2次元の表の各軸に要員名と作業を設定し、それぞれの要員が担う役割および負う責任を作業別に一覧にしたものです。プロジェクト内での責任を明確化するとともに作業が適切に割り振られる手助けをします。

各アルファベットは次の意味をもちます。

• R（Responsible）…実行責任
• A（Accountable）…説明責任
• C（Consulted）…相談対応
• I（Informed）…報告先、情報提供

設問の条件をアルファベットに対応させると、アクティビティごとに"R(実行責任者)"を1人以上、"A(説明責任者)"を1人にしなければなりません。RACIチャートを見ると、"A"が2人になっているアクティビティ④だけがこの条件を満たしません。よって、アクティビティ④で"A"である、佐藤さんまたは田中さんを"A"以外に変更することになります。

したがって、田中さんの責任を"R"に変更する「エ」の方法が適切です。