応用情報技術者令和4年秋期 午前問42

問42

WAFによる防御が有効な攻撃として,最も適切なものはどれか。
  • DNSサーバに対するDNSキャッシュポイズニング
  • REST APIサービスに対するAPIの脆弱性を狙った攻撃
  • SMTPサーバの第三者不正中継の脆弱性を悪用したフィッシングメールの配信
  • 電子メールサービスに対する電子メール爆弾
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R6春期 問41

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策

正解

解説

WAF(Web Application Firewall)は、Webサーバの前段に配置し、通過するパケットのIPアドレスやポート番号だけでなくペイロード部(データ部分)をチェックすることで、Webアプリケーションに対する攻撃を検知し、遮断することが可能なファイアウォールです。例えば、WebブラウザからのリクエストパケットにSQL文の断片が含まれていたら、SQLインジェクションの可能性があるとして遮断するなどです。WAFは、多層防御の一環として、データの「入口」でのセキュリティを高めることを目的として設置されます。

WAFにより防御することができるのは、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃だけです。Webアプリケーションとは、HTTP(S)通信の仕組みを使いWebブラウザとWebサーバのやり取りによって機能を提供するアプリケーションなので、選択肢の中ではREST APIが正解となります。REST APIとは、HTTP(S)を使ったWeb APIシステムの設計モデルです。
  • DNSサーバに対する攻撃なので対象外です。DNSSECの導入などによって防御します。
  • 正しい。Webサーバに対する攻撃なので、WAFでの防御が有効です。
  • メールサーバに対する攻撃なので対象外です。第三者不正中継は、メールサーバの設定で禁止することで防御します。
  • メールサーバに対する攻撃なので対象外です。本肢の攻撃はメールボム(爆弾)と呼ばれ、スパムフィルタリングによって防御します。
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