応用情報技術者令和4年秋期 午前問49

問49

エクストリームプログラミング(XP:Extreme Programming)における"テスト駆動開発"の特徴はどれか。
  • 最初のテストで,なるべく多くのバグを摘出する。
  • テストケースの改善を繰り返す。
  • テストでのカバレージを高めることを目的とする。
  • プログラムを書く前にテストケースを記述する。
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H28春期 問50

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア開発管理技術 » 開発プロセス・手法

正解

解説

エクストリームプログラミング(XP:Extreme Programming)は、1990年代後半、Kent Beck氏らによって提唱されたソフトウェア開発手法でアジャイルソフトウェア開発と称される一連の手法の先駆けとなったものです。「プログラマーは人間である」という思想のもと、叩き台となるプログラムを早期に開発し、短いサイクルで頻繁にテストとリリースを繰り返すことで、顧客の要求への対応力と生産性を高め、リスクを軽減することを目的としています。

テスト駆動開発(TDD:Test Driven Development)は、XPのプラクティスの一つで、求める機能を明確化するためにプログラムを記述するよりも前にテストケースを作成する手法です。作成したテストをパスする最低限の実装を行った後で、機能を維持したまま(テストが通る状態のまま)コードを洗練していくという手順で開発を進めます。開発中にありがちな余分なコードの追加を防ぐ、素早く動くコードを作成できる、エラーを早期に発見できるなどの利点があるとされています。テストファーストプログラミングとも呼ばれます。

したがって「エ」が正解です。
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