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応用情報技術者令和4年春期 午前問24
問24
ユーザーインタフェースのユーザビリティを評価するときの,利用者が参加する手法と専門家だけで実施する手法の適切な組みはどれか。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R1秋期 問24
分類
テクノロジ系 » ユーザーインタフェース » ユーザーインタフェース技術
正解
ウ
解説
ユーザビリティに関する標準規格であるJIS Z 8521では、ユーザビリティ(使用性)を「ある製品が,指定された利用者によって,指定された利用の状況下で,指定された目的を達成するために用いられる際の,有効さ,効率及び利用者の満足度の度合い」と定義しています。
端的にいえばユーザビリティとは「利用者にとっての使いやすさ」のことです。
それぞれのユーザビリティ評価手法について確認しておきましょう。
端的にいえばユーザビリティとは「利用者にとっての使いやすさ」のことです。
それぞれのユーザビリティ評価手法について確認しておきましょう。
- アンケート(質問紙法)
- 専門家が用意した質問用紙を多数の利用者に配布し、記入したもらった回答を分析することで評価する手法。
- 回顧法
- 被験者にタスクを実行してもらい、専門家がその行動を観察し、事後の質問への回答とともに分析する手法。
- 思考発話法
- 被験者にタスクを実行してもらい、その操作を行っている間、考えたことや感じたことを口に出してもらうことで利用者の感じ方や思考を分析する手法。
- 認知的ウォークスルー法
- 複数の専門家が、設計仕様書や紙のプロトタイプを見ながら、対象となるユーザーの行動をシミュレーションしていくことで問題点を明らかにしていく手法。人の認知過程を基準にする。
- ヒューリスティック評価法
- 複数の専門家が、設計仕様書や紙のプロトタイプを見ながら、既知の経験則に照らし合わせて問題点を明らかにする手法。ヒューリスティックとは「経験則」の意で、専門家の経験則を基準にする。
- 利用者が参加する手法
- アンケート、回顧法、思考発話法
- 専門家だけで実施する手法
- 認知的ウォークスルー法、ヒューリスティック評価法