応用情報技術者令和5年秋期 午前問72

問72

個人が,インターネットを介して提示された単発の仕事を受託する働き方や,それによって形成される経済形態を表すものはどれか。
  • APIエコノミー
  • ギグエコノミー
  • シャドーエコノミー
  • トークンエコノミー
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 R3秋期 問72

分類

ストラテジ系 » ビジネスインダストリ » e-ビジネス

正解

解説

ギグエコノミーは、企業に雇用されるのではなく、インターネットを通じてマッチングした単発の仕事(ギグ)でお金を稼ぐ働き方や、その働き方によって成り立っている経済圏のことをいいます。このような形態で働く人々は「ギグワーカー」と呼ばれます。出前・宅配サービスのUber Eatsや、民泊仲介サービス、インターネットで依頼者と受注者を結びつけるクラウドソーシングなどがギグエコノミーで成長している分野と言えます。

労働者にとっては空いた時間で自分のスキルを活用して収入を得られること、発注者にとっては雇用や育成に係るコストを削減できるというメリットがありますが、労働者保護の仕組みに欠ける点や、人材の見定めが難しくトラブルが起きやすいといった課題もあります。
  • APIエコノミー(API経済圏)は、他社から提供されるWebAPIを連携・活用してサービスや価値を創出する経済の仕組みです。WebAPIとは、Webサービスを運営する企業によって提供され、インターネット経由でそのWebサービスの機能にアクセスできる接続仕様のことです。
  • 正しい。ギグエコノミーは、インターネットを通じて単発の仕事を請け負うフレキシブルな働き方です。
  • シャドーエコノミーは、非公式経済とも呼ばれ、政府が公表している統計に現れない経済活動のことです。違法なビジネスだけではなく、政府が把握できない合法的な経済活動を含みます。
  • トークンエコノミーは、他の価値と交換できる代用貨幣(サービス内ポイント、暗号資産、NFT(非代替性トークン)など)のやり取りによって生まれる経済圏のことです。
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