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ソフトウェア開発技術者平成18年春期 午前問20
問20
CPUと主記憶の間に置かれるキャッシュメモリにおいて,主記憶のあるブロックをキャッシュメモリの複数の特定ブロックと対応づける方式はどれか。
- セットアソシエイティブ方式
- ダイレクトマッピング方式
- フルアソシエイティブ方式
- ライトスルー方式
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H21春期 問13
- ソフトウェア開発技術者 H19秋期 問20
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
ア
解説
- 正しい。セットアソシエイティブ方式は、ダイレクトマッピングとフルアソシエイティブの中間に位置する方式で、キャッシュメモリの連続したブロックを"セット"としてまとめ、セットの中であればどのブロックでも格納することができる方式です。
- ダイレクトマッピング方式は、主記憶のアドレスを入力値としてハッシュ演算等を行い、その演算結果から導出されたキャッシュメモリのブロックに格納対象の主記憶のブロックを対応付ける方式です。
- フルアソシエイティブ方式は、主記憶のブロックをキャッシュメモリ上のどのブロックにも格納することができる方式です。ダイレクトマッピングよりも柔軟ですが、ブロックの対応をすべて記憶しておく必要があるため、データ管理と検索のコストが高いという特徴があります。
- ライトスルー方式は、キャッシュメモリと主記憶の同期をとるための書き込み方式で、CPUから書込み命令が出たときにキャッシュメモリと同時に主記憶にも書き込みます。