ソフトウェア開発技術者平成20年春期 午前問51

問51

IPv4にはなく,IPv6で追加・変更されたものはどれか。
  • アドレス空間として128ビットを割り当てた。
  • サブネットマスクの導入によって,アドレス空間の有効利用を図った。
  • ネットワークアドレスとサブネットマスクの対によってIPアドレスを表現した。
  • プライベートアドレスの導入によって,IPアドレスの有効利用を図った。
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H18春期 問51
  • 基本情報技術者 H20春期 問52
  • 基本情報技術者 H27秋期 問33

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式

正解

解説

IPv6(Internet Protocol Version 6)は、現在インターネットで主流であるIPv4の次期バージョンです。IPv4のアドレス空間は32ビットですが、インターネットの世界的な普及で枯渇することが確実になっています。
この問題への対策として、策定されたのがIPv6であり、IPv4からIPv6への主な変更点は次の通りです。
  • アドレス空間を32ビットから128ビットに拡大
  • ヘッダーのサイズを可変長から固定に変更
  • IPアドレスの自動設定
  • IPsecによるIP層でのセキュリティ強化
  • 正しい。IPv6のアドレス空間で表現できるIPアドレスは 2128(=約340澗※1)個となります。
  • サブネットマスクはIPv4でも実装されています。
  • サブネットの概念はIPv4でも実装されています。
  • プライベートアドレスはIPv4で使用されるアドレスです。IPv6ではプライベートアドレスに代わり、ユニークローカルアドレスとリンクローカルアドレスが導入されています。
※1340澗は、340兆の1兆倍の1兆倍。
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