HOME»応用情報技術者平成21年秋期»午前問14
応用情報技術者平成21年秋期 午前問14
問14
現状のHPC(High Performance Computing)マシンの構成を,次の条件で更新することにした。更新後の,ノード数と総理論ピーク演算性能はどれか。ここで,総理論ピーク演算は,コア数に比例するものとする。
〔現状の構成〕
〔現状の構成〕
- 一つのコアの理論ピーク演算性能は10GFLOPSである。
- 一つのノードのコア数は8個である。
- ノード数は1,000である。
- 一つのコアの理論ピーク演算性能を現状の2倍にする。
- 一つのノードのコア数を現状の2倍にする。
- 総コア数を現状の4倍にする。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R2秋期 問12
- 応用情報技術者 H28春期 問13
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
イ
解説
更新条件について順番に考えていきます。
総コア数32,000個を1つのノードが持つコア数16で割って「32,000÷16=2,000」となります。
〔更新後の総理論ピーク演算性能〕
総コア数32,000個に1つのコアの理論ピーク演算性能20GFLOPSを乗じた「32,000×20=640,000GFLOPS」となり、これをTFLOPSの単位で表わすと640TFLOPSとなります。
したがって「イ」の組合せが正解です。
- 1つのコアの理論ピーク演算性能は現状の2倍になるので、
10GFLOPS×2=20GFLOPS - 1つのノードが持つコア数は現状の2倍になるので、
8個×2=16個 - 現状の総コア数は「ノード数1,000×コア数8個=8,000個」なので、更新後の総コア数はその4倍の、
8,000個×4=32,000個
総コア数32,000個を1つのノードが持つコア数16で割って「32,000÷16=2,000」となります。
〔更新後の総理論ピーク演算性能〕
総コア数32,000個に1つのコアの理論ピーク演算性能20GFLOPSを乗じた「32,000×20=640,000GFLOPS」となり、これをTFLOPSの単位で表わすと640TFLOPSとなります。
したがって「イ」の組合せが正解です。