HOME»応用情報技術者平成22年秋期»午前問41
応用情報技術者平成22年秋期 午前問41
問41
公開鍵暗号方式によって,暗号を使ってn人が相互に通信する場合,異なる鍵は全体で幾つ必要になるか。ここで,公開鍵,秘密鍵をそれぞれ一つと数える。
- n+1
- 2n
- n(n-1)2
- log2n
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R6春期 問38
- 応用情報技術者 H21春期 問39
- 応用情報技術者 H25春期 問39
- ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問72
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
公開鍵暗号方式を使った暗号通信では、復号鍵(秘密鍵)を正規の受信者が保持し、暗号化鍵(公開鍵)を複数の送信者に向けて公開します。暗号化は誰でもできますが、正しく復号できるのは正規の受信者のみなので通信内容を秘匿にすることができます。
この方式では、一組の秘密鍵と公開鍵を用意するだけで、受信者1人が不特定多数の送信者と暗号通信を行うことができます。n人が相互に暗号通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人なので必要となる秘密鍵はn個です。さらに、n個の秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。したがって「イ」が正解です。
なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n-1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。
この方式では、一組の秘密鍵と公開鍵を用意するだけで、受信者1人が不特定多数の送信者と暗号通信を行うことができます。n人が相互に暗号通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人なので必要となる秘密鍵はn個です。さらに、n個の秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。したがって「イ」が正解です。
なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n-1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。