応用情報技術者平成25年秋期 午前問39

問39

デジタル署名において,発信者がメッセージのハッシュ値からデジタル署名を生成するのに使う鍵はどれか。
  • 受信者の公開鍵
  • 受信者の秘密鍵
  • 発信者の公開鍵
  • 発信者の秘密鍵
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H22春期 問40
  • 応用情報技術者 H23秋期 問38

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

デジタル署名の手順は、
  1. 送信者は、平文をハッシュ関数で圧縮したメッセージダイジェストを送信者の秘密鍵で暗号化し、平文と一緒に送信します。
  2. 受信者は、受信したメッセージダイジェストを送信者の公開鍵で復号し、受信した平文をハッシュ関数で圧縮したものと比較します。
  3. 一つの平文からハッシュ関数によって生成されるメッセージダイジェストは常に同じになるため、送信者から送られてきたメッセージダイジェストと、受信側でハッシュ化したメッセージダイジェストが同じなら、通信内容が改ざんされていないことが証明されます。
したがって発信者がメッセージのハッシュ値をデジタル署名に変換するのに使う鍵は「発信者の秘密鍵」が適切です。
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