HOME»応用情報技術者平成26年秋期»午前問17
応用情報技術者平成26年秋期 午前問17
問17
固定区画方式を使用した主記憶において,大きさが100kバイト,200kバイト,300kバイト,400kバイトの区画をそれぞれ一つ設定する。この主記憶に,大きさが250kバイト,250kバイト,50kバイトのプログラムをベストフィット方式で割り当てた。この時点で,使用できない領域は合計で何kバイト生じているか。
- 200
- 250
- 350
- 450
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
イ
解説
ベストフィット方式は、メモリ割り当てを制御するアルゴリズムで、空き領域の大きさ順リストを先頭から探索し、要求サイズに最も合致する空きブロックを割り当てる方式です。("最も合致する"とは要求サイズよりも大きく、割り当て後の残り領域が最も小さくなること)
最もフィットする領域を使用するのでメモリ割り当てごとに小さい空き領域が生じ、最終的には使用するのが難しいほど小さな領域が多数残る傾向があります。
メモリ割り当ての様子を時系列に表すと次のようになります。
最もフィットする領域を使用するのでメモリ割り当てごとに小さい空き領域が生じ、最終的には使用するのが難しいほど小さな領域が多数残る傾向があります。
メモリ割り当ての様子を時系列に表すと次のようになります。
- 100k,200k,300k,400k
- 1つ目の250kのプログラムに300kの区画を割り当てる。
100k,200k,50k,400k - 2つ目の250kのプログラムに400kの区画を割り当てる。
100k,200k,50k,150k - 50kのプログラムに100kの区画を割り当てる。
50k,200k,50k,150k