応用情報技術者平成27年秋期 午前問53

問53

図に示すとおりに作業を実施する予定であったが,作業Aで1日の遅れが生じた。各作業の費用増加率を表の値とするとき,当初の予定日数で終了するために掛かる増加費用を最も少なくするには,どの作業を短縮すべきか。ここで,費用増加率とは,作業を1日短縮するのに要する増加費用のことである。
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  • B
  • C
  • D
  • E
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H24春期 問51
  • 基本情報技術者 R5春期 問13
  • ソフトウェア開発技術者 H15春期 問56
  • ソフトウェア開発技術者 H19秋期 問46

分類

マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトの時間

正解

解説

アローダイアグラムの問題なので、まずは当初計画のスケジュールにおけるクリティカルパスを求めます。
A→B→E→G
4+6+5+5=20日
A→C→G
4+8+5=17日
A→D→F→G
4+4+4+5==17日
以上より、クリティカルパスは「A→B→E→G」、プロジェクト全体の最短完了日数は20日であったことがわかります。

設問では作業Aが1日遅れたとあります。作業Aはクリティカルパス上の作業ですから、このままだとプロジェクト全体でも1日遅れてしまうことになります。この遅れを取り戻すには、同じくクリティカルパス上の作業を1日短縮する必要があります。

残るクリティカルパス上の作業はB、E、Gなので、この3つの作業の費用増加率を比べると、費用増加率はB=6、E=2.5、G=5と、作業Eが最も少ないです。したがって、増加費用を最も少なくするためには作業Eを短縮することになります。
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