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平成17年秋期 問33 [0676]
たかさん(No.1)
”故障率=1-稼働率 ”も正しいのではと思ったのですが、
解説にある ”故障率=1/MTTF ”とでは、使用場面・使用条件が違うのでしょうか?
解説にある ”故障率=1/MTTF ”とでは、使用場面・使用条件が違うのでしょうか?
2017.01.19 12:38
通りすがりの者さん(No.2)
「故障率」という用語は、要注意です。故障率=1-稼働率と思いがちですが、実は違います。
稼働率は、一定時間内において稼働している時間の割合であり、数値の単位は「なし」(0.9とか90%)で、MTBF/(MTBF+MTTR)で計算されます。
一方、故障率は、一定時間内において故障する回数であり、数値の単位は「回/時間」や「回/日」や「回/年」で、1/MTBFで計算されます。
なお、1-稼働率は、MTTR/(MTBF+MTTR)で計算されますが、「故障率」と区別するために、各種書籍では「稼働し(てい)ない確率」という用語で説明されています。
稼働率は、一定時間内において稼働している時間の割合であり、数値の単位は「なし」(0.9とか90%)で、MTBF/(MTBF+MTTR)で計算されます。
一方、故障率は、一定時間内において故障する回数であり、数値の単位は「回/時間」や「回/日」や「回/年」で、1/MTBFで計算されます。
なお、1-稼働率は、MTTR/(MTBF+MTTR)で計算されますが、「故障率」と区別するために、各種書籍では「稼働し(てい)ない確率」という用語で説明されています。
2017.01.20 18:40
通りすがりの者さん(No.3)
管理人様へ
解説にある「故障は30日に1回の頻度、つまり1/30の確率で発生すると言えます。」のうち、「1/30の確率で発生する」は、誤解が生じると思います。
なぜならば、「30日に1回の頻度」は「720時間に1回の頻度」と同じであり、「1/720の確率で発生する」とも言えてしまうからです。
解説にある「故障は30日に1回の頻度、つまり1/30の確率で発生すると言えます。」のうち、「1/30の確率で発生する」は、誤解が生じると思います。
なぜならば、「30日に1回の頻度」は「720時間に1回の頻度」と同じであり、「1/720の確率で発生する」とも言えてしまうからです。
2017.01.20 18:47
たかさん(No.4)
単位のとらえ方の違いということでしたか。
解説いただきありがとうございました!
解説いただきありがとうございました!
2017.01.23 17:04
通りすがりの者さん(No.5)
もう少し整理して補足します。
稼働率は一定時間のうち稼働している時間の割合を指し、稼働し(てい)ない確率は一定時間のうち稼働していない時間の割合を指し、その和は1です。
一方、故障率、あるいはこの問題にある故障発生率は、単位時間当たりの故障数を指します。
この問題は平成17年であり、最近は、故障率=1/MTBFを知らないと困る問題はあまり見かけません。しかし、MTBFが10年あるいは故障率が0.1回/年の装置が5個あれば平均して2年に1個故障するとか、故障率が0.01と0.02の装置が直列になっていれば全体としての故障率は0.03(=0.01+0.02)となることは知っておいたほうがいいです。
稼働率は一定時間のうち稼働している時間の割合を指し、稼働し(てい)ない確率は一定時間のうち稼働していない時間の割合を指し、その和は1です。
一方、故障率、あるいはこの問題にある故障発生率は、単位時間当たりの故障数を指します。
この問題は平成17年であり、最近は、故障率=1/MTBFを知らないと困る問題はあまり見かけません。しかし、MTBFが10年あるいは故障率が0.1回/年の装置が5個あれば平均して2年に1個故障するとか、故障率が0.01と0.02の装置が直列になっていれば全体としての故障率は0.03(=0.01+0.02)となることは知っておいたほうがいいです。
2017.01.23 17:28