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平成29年春期午後問4  オーバーコミットについて [5070]

 あきさん(No.1) 
https://www.ap-siken.com/kakomon/29_haru/pm04.html

オーバーヘッドの下記説明について2点質問です。
「各仮想サーバに割り当てるリソース量の合計が、物理サーバに搭載された物理リソース量の合計を超えることができるようにする機能である」

【質問】
①合計を超えることができるのは、「リソースプール」があるからでしょうか。
②「各仮想サーバに割り当てるリソース量の合計が、物理サーバに搭載された物理リソース量の合計を超え」ないとどうなるのでしょうか。

【自身の考え】

仮想サーバと物理サーバだけで考えると、「仮想サーバの性能は物理性能のサーバの性能まで」と思います。なぜなら、仮想サーバは物理サーバ上で稼働するため、物理サーバの性能以上の性能は出せないと思います。本問題では、リソースプールがあるため、ほかのサーバとリソースを共有しているため可能であると考えます。


そもそも、「各仮想サーバに割り当てるリソース量の合計が、物理サーバに搭載された物理リソース量の合計を超え」ても良いのか疑問です。①でも記載しましたが、『仮想サーバは物理サーバ上で稼働するので、物理サーバの性能以上の性能は出せない』と思います。むしろ「各仮想サーバに割り当てるリソース量の合計が、物理サーバに搭載された物理リソース量の合計を超え」てしまうと、仮想サーバが物理サーバ以上の性能を要求するため、物理サーバの故障に繋がるのでは?と考えました。
2024.04.10 17:20
ひんさくさん(No.2) 
質問①について
  おおむねその通りです。

質問②について
>物理リソース量の合計を超え」ないとどうなるのでしょうか。
  意味のない行為です。
>仮想サーバが物理サーバ以上の性能を要求するため、物理サーバの故障に繋がるのでは?
  「性能を要求」の意味が不明なのですが、故障することは基本的にあり得ません。

シンプロビジョニングの目的は「効率化」であって、「容量拡大」ではありません。
シンプロビジョニングでのリソースの割り当てについて誤解されているようなので、かいつまんで説明すると、
・サーバーから要求された容量を「仮想容量」から割り当てる。
・実際は要求の30%程度の「物理容量」を割り当てる。
・余った70%の物理容量はリソースプールとして管理される。
という感じです。

サーバの要求が1TBだったとして、表向きは1TBの仮想容量を割り当てるが、実際には300GBの物理容量しか割り当てないという容量詐欺をしているということです。
サーバの要求は利用予測の3~4倍程度が一般的で、これを下回ると認識されません。実際のサーバの容量使用率は20~30%程度といわれており、固定容量だと残りの容量が無駄になってしまいます。そこて必要最低限の容量のみを割り当て、余った容量を使用量の大きいサーバーに割り振ることで、需要の変化にも対応でき、リソースを効率よく利用できるということです。また、余ったドライブを停止できるので電気代の節約にもなります。

もちろんおっしゃる通り物理容量を超えて使用することはできませんので、使用量がある閾値を越えたら物理容量を増やす必要があります。
2024.04.13 16:36
ひんさくさん(No.3) 
【修正】
>余った70%の物理容量は・・・
これは間違った表現でした。
これだと「仮想容量」=「物理容量」になってしまうので、
「仮想容量」= 最大割り当て量(サーバーの要求)
「物理容量」= リソースプールからの実際の割り当て量
が正しい表現になるかと思います。
2024.04.14 10:56
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