応用数学 (全55問中55問目)
No.55
M/M/1の待ち行列モデルにおける,平均待ち時間(W)と窓口利用率(ρ)の関係で,ρが0.25から0.75になったとき,Wは何倍になるか。
出典:平成17年春期 問30
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分類
テクノロジ系 » 基礎理論 » 応用数学
正解
エ
解説
M/M/1の待ち行列モデルにおいて窓口利用率をρとした時の平均待ち時間(W)は、次の公式で求めることができます。
W=ρ/(1-ρ)×平均サービス時間
この公式のρに0.25,0.75を代入しWの値を比較します。
[ρ=0.25]
0.25/(1-0.25)×平均サービス時間
=0.25/0.75×平均サービス時間
=1/3×平均サービス時間
[ρ=0.75]
0.75/(1-0.75)×平均サービス時間
=0.75/0.25×平均サービス時間
=3×平均サービス時間
したがってρが0.25から0.75になると、平均待ち時間は9倍になります。
W=ρ/(1-ρ)×平均サービス時間
この公式のρに0.25,0.75を代入しWの値を比較します。
[ρ=0.25]
0.25/(1-0.25)×平均サービス時間
=0.25/0.75×平均サービス時間
=1/3×平均サービス時間
[ρ=0.75]
0.75/(1-0.75)×平均サービス時間
=0.75/0.25×平均サービス時間
=3×平均サービス時間
したがってρが0.25から0.75になると、平均待ち時間は9倍になります。