HOME»応用情報技術者令和元年秋期»午前問16
応用情報技術者令和元年秋期 午前問16
問16
システムの信頼性向上技術に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 故障が発生したときに,あらかじめ指定された安全な状態にシステムを保つことをフェールソフトという。
- 故障が発生したときに,あらかじめ指定されている縮小した範囲のサービスを提供することをフォールトマスキングという。
- 故障が発生したときに,その影響が誤りとなって外部に出ないように訂正することをフェールセーフという。
- 故障が発生したときに対処するのではなく,品質管理などを通じてシステム構成要素の信頼性を高めることをフォールトアボイダンスという。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 H22秋期 問16
- 応用情報技術者 H25春期 問15
- 応用情報技術者 H27春期 問14
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの構成
正解
エ
解説
フォールトアボイダンスとは、システムを構成する機器に信頼性(稼働率)の高いものを使用することで、故障そのものを排除しようとする設計手法です。これに対してフォールトトレラントは、障害が発生した時に必要な機能を提供し続けること(耐故障)を目指す設計手法です。
- フェールセーフに関する記述です。フェールソフトは、システムに障害が発生した時に、多少の性能の低下を許容し、システム全体の運転継続に必要な機能を維持させようとする考え方です。
- フェールソフトに関する記述です。フォールトマスキングは、障害発生時にその障害を内部に留め、外部向けの機能やサービスに影響を与えないように制御する考え方です。
- フォールトマスキングに関する記述です。フェールセーフは、システムに不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う考え方です。
- 正しい。フォールトアボイダンスに関する記述です。