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応用情報技術者令和3年春期 午前問32
問32
IoTで用いられる無線通信技術であり,近距離のIT機器同士が通信する無線PAN(Personal Area Network)と呼ばれるネットワークに利用されるものはどれか。
- BLE(Bluetooth Low Energy)
- LTE(LongTerm Evolution)
- PLC(Power Line Communication)
- PPP(Point-to-Point Protocol)
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式
正解
ア
解説
- 正しい。BLE(Bluetooth Low Energy)は、無線通信規格Bluetoothの一部で、"Low Energy"の名前のとおり低消費電力に特化した通信モードです。通信速度は低速ながら、ボタン電池1個で数カ月から数年間の連続稼働ができるほど省電力性に優れ、低コストであることからIoTネットワークでの活用が期待されています。最大通信距離は選択する速度によって異なり10m~400m程度です。
- LTE(Long Term Evolution)は、第三世代携帯電話(3G)を拡張した通信規格であり、下り最大100Mbps以上、上り最大50Mbps以上という家庭用ブロードバンドに匹敵する高速通信が可能な携帯電話用の通信規格です。厳密にいえばLTEは3.9Gに相当しますが、一般的にはLTE=4Gの意味として使われています。
- PLC(Power Line Communication)は、電力線を通じてデータ通信を行う技術です。データと電力に異なる周波数帯域を用いて合成した信号を1本のケーブルで送ります。
- PPP(Point-to-Point Protocol)は、電話回線を使用して1対1で通信をするためのデータリンク層のプロトコルで、ルータ同士の接続やルータとモデムの通信に用います。