応用情報技術者令和6年秋期 午前問16

問16

タスクスケジューリング方式の説明のうち,特定のタスクがCPU資源の割当てを待ち続ける可能性が最も高いものはどれか。
  • 各タスクの優先度を決めて,優先度が高い順に実行し,CPU割当てまでの待ち時間の長さに応じて優先度を徐々に上げていく。
  • 各タスクを実行可能待ち行列に置かれた順に実行し,一定時間が経過したら実行を中断して実行可能待ち行列の最後尾に加える。
  • 処理予定時間が最も短いタスクから順に処理を実行する。現在実行中の処理が終了するか,又は何らかの要因によって中断されたとき,次のタスクを開始する。
  • タスクがシステムに到着した順に実行可能待ち行列の最後尾に加え,常に実行可能待ち行列の先頭のタスクにCPUを割り当てる。
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H18春期 問28
  • 基本情報技術者 H20春期 問28
  • 基本情報技術者 H24秋期 問17

分類

テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム

正解

解説

  • 動的優先順位方式の説明です。待ち時間が長いタスクは優先度が上昇していき、やがて最も高い優先度となるので待ち続けることはありません。
  • ラウンドロビン方式の説明です。実行可能待ち行列の順番に従い、すべてのタスクに一律にCPU時間を割り当てるので、特定のタスクがCPU割当てを待ち続けることはありません。
  • 正しい。処理時間順方式の説明です。予定処理時間の長いタスクは、より処理時間が短いタスクが存在する限り、永遠に実行されることはありません。よって、予定処理時間の長い特定のタスクが、CPU資源の割当てを待ち続ける可能性が高くなります。
  • 到着順方式の説明です。タスクは到着した順に処理されるため、待ち続けることはありません。
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