ソフトウェア開発技術者平成15年春期 午前問56

問56

あるプロジェクトの作業が,図に記述されたとおりに実施される。作業Aで1日の遅れを生じた。各作業の費用勾配を表の値とするとき,当初の予定日数で終了するにはどの作業を短縮すべきか。ここで,費用勾配は(特急費用-標準費用)/(標準所要日数-特急所要日数)で求めている。
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  • B
  • C
  • D
  • E
  • [出題歴]
  • 応用情報技術者 H24春期 問51
  • 応用情報技術者 H27秋期 問53
  • 基本情報技術者 R5春期 問13
  • ソフトウェア開発技術者 H19秋期 問46

分類

マネジメント系 » プロジェクトマネジメント » プロジェクトの時間

正解

解説

アローダイアグラムの問題なので、まずは当初計画のスケジュールにおけるクリティカルパスを求めます。
A→B→E→G
4+6+5+5=20日
A→C→G
4+8+5=17日
A→D→F→G
4+4+4+5==17日
以上より、クリティカルパスは「A→B→E→G」、プロジェクト全体の最短完了日数は20日であったことがわかります。

設問では作業Aが1日遅れたとあります。作業Aはクリティカルパス上の作業ですから、このままだとプロジェクト全体でも1日遅れてしまうことになります。この遅れを取り戻すには、同じくクリティカルパス上の作業を1日短縮する必要があります。

残るクリティカルパス上の作業はB、E、Gなので、この3つの作業の費用増加率を比べると、費用勾配はB=6、E=2.5、G=5と、作業Eが最も少ないです。したがって、増加費用を最も少なくするためには作業Eを短縮することになります。
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